ボール

豊崎BBC

2016年02月03日 12:44

審判をしていて、ふとした疑問を感じましたので、書かせて頂きます。
第2回目は、「ボール」のコールについてです。

「ボール」の語源を調べてみると、「unfair ball」とのこと。
直訳すると、「不正球」
「unfair」を略してボールとなったみたいです。
何か、こわい表現です
打てない不正な投球という意味で使われているみたいです。
ストライクゾーン以外のところがボールとなります。
※ストライクゾーンは、以前書きました野球ルール その5「ストライク」のとおり

審判 その1「ストライク」で書かせて頂きましたが、「ストライク」は、いいボールだから打ってよの意味で、「ボール」は、打てない不正なボールだよとの意味だと思われます。

さては、審判は打者の見方か~

元々、野球は、点を取って競うゲームとの観点から、打者の立場に立って審判の判定をしていたとの説があるようです。

第二次世界大戦中は、当時、敵国だったアメリカの言葉を使わない時代があり、その時は、ストライクは「よし」、ボールは「だめ」とのコールをしていたようです。
これは、投手側にたった表現ですね。

ここからは、勝手な解釈です。
きっと、投手へのエールも含まれているのではないかと思いました。
ストライクは、前回書いたとおり、「グットボールストライク」の略で「ストライク」ですから、「いいボール投げるね~」と誉めてるんです
「ボール」は、「悪いボールだけど、頑張れ」とのエールです

ちょっと強引に書いちゃいましたが、いずれにしても、投手、打者のいずれの立場に偏ることなく、平等に判定していることには変わりはありません。

関連記事